大腸カメラは何歳から受けるべき?推奨年齢と適切な受診頻度を解説|池田市の内科・消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科|くすもと内科・内視鏡クリニック

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大腸カメラは何歳から受けるべき?推奨年齢と適切な受診頻度を解説

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2026年8月02日

大腸カメラは何歳から受けるべき?推奨年齢と適切な受診頻度を解説

「大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は何歳から受ければよいの?」「昨年受けたばかりだけど、今年も受ける必要はあるの?」と疑問に思われる方は少なくありません。
大腸がんは、日本人に最も身近ながんの一つであり、がんによる死亡数では女性で第1位、男性で第2位を占めています。一方で、大腸がんは早期に発見・治療することで高い確率で治癒が期待できるだけでなく、前がん病変である「大腸ポリープ」を切除することで、がんそのものを予防できる数少ないがんでもあります。
そのため、大腸カメラは「症状が出てから受ける検査」ではなく、「がんを予防するために受ける検査」と考えることが重要です。
本コラムでは、大腸カメラを受け始めるべき年齢や、どのくらいの頻度で受ければよいのかについて、最新の医学的知見をもとに分かりやすく解説します。

そもそも「大腸ポリープ」とはどんな病気?

大腸ポリープとは、大腸の粘膜(内側の壁)から盛り上がるようにできる隆起性病変(できもの)の総称です。
「ポリープが見つかったら、すぐに切除しなければならないの?」「放っておくと必ずがんになるの?」と不安に思われる方も多いでしょう。
結論から言うと、すべての大腸ポリープを切除する必要はありません。 しかし、将来的に大腸がんへ進行する可能性があるポリープは切除が推奨されます。
大腸ポリープは、大きく「腫瘍性ポリープ」と「非腫瘍性ポリープ」の2種類に分けられます。

1.腫瘍性ポリープ(切除が推奨されるポリープ)

腫瘍性ポリープは、将来的に大腸がんへ進行する可能性があるため、多くの場合で切除が推奨されます。代表的なものは次の2種類です。

① 腺腫(せんしゅ)
腺腫は、大腸ポリープの中で最も多くみられる良性腫瘍です。
多くは良性のまま経過しますが、一部は時間の経過とともに徐々に大きくなり、「腺腫→大腸がん(adenoma-carcinoma sequence)」という経路をたどってがんへ進行することがあります。
そのため、大きさや形態などを考慮し、がん化のリスクがあると判断された場合には切除を行います。

② SSL(Sessile Serrated Lesion)
SSLは、近年、大腸がんの原因として重要視されているポリープです。
「鋸歯状経路(Serrated pathway)」と呼ばれる経路をたどって大腸がんへ進行することがあります。
特に右側の大腸にできやすく、平坦で見つけにくいことがあるため、質の高い大腸内視鏡検査が重要です。

2.非腫瘍性ポリープ(基本的に切除が不要なポリープ)

非腫瘍性ポリープは、加齢や炎症などが原因で生じるポリープで、代表的なものには、過形成性ポリープ炎症性ポリープがあります。これらは通常、がん化するリスクが低いため、切除せずに経過観察となることが一般的です。
ただし、大きさやできた場所、内視鏡所見によっては切除や組織検査を行う場合もあります。

大腸カメラを受けるおすすめの年齢は?

「症状がないからまだ大丈夫」「便潜血検査が陰性だったから安心」と思っていませんか?
大腸がんは初期にはほとんど自覚症状がなく、症状が現れたときには病気が進行していることも少なくありません。そのため、症状の有無にかかわらず、40歳を一つの目安として一度大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を受けることをおすすめしています。その理由を詳しくご説明します。

1. 40代から大腸がんのリスクが高くなる

大腸がんは加齢とともに発症リスクが高くなる病気です。
国立がん研究センターなどの統計でも、大腸がんの罹患率は40代頃から増加し始め、50歳以降でさらに大きく上昇することが示されています。
実際、40代で初めて大腸カメラを受けた際に、治療が必要な大腸ポリープや早期大腸がんが見つかるケースも少なくありません。
「まだ若いから大丈夫」と考えず、40歳を迎えたら一度検査を受けることが、その後の健康を守る第一歩となります。

出典:国立がん研究センター「がん情報サービス」2023年の年齢階級別罹患率

2. ポリープの段階で切除すれば、大腸がんを予防できる

大腸がんの多くは、腺腫SSLなどの前がん病変から時間をかけて発生すると考えられています。
そのため、大腸カメラでこれらのポリープを発見し、適切なタイミングで切除することで、将来の大腸がんの発症リスクを大幅に減らすことができます。
つまり、大腸カメラは単に病気を見つけるための検査ではなく、大腸がんを未然に防ぐ「予防医療」として大きな役割を担っています。

3. 便潜血検査だけでは見つからない病変もある

健康診断や自治体のがん検診で行われる便潜血検査は、大腸がんの早期発見に役立つ優れた検査です。
しかし、すべての大腸がんやポリープが常に出血しているわけではありません。特に、小さなポリープや早期の大腸がんでは出血が少なく、便潜血検査で陰性となることがあります。
一方、大腸カメラでは大腸の粘膜を直接観察できるため、出血の有無にかかわらず、小さなポリープや早期の病変まで発見でき、その場で切除できる場合もあります。
そのため、「便潜血検査が陰性だったから安心」と考えるのではなく、40歳を一つの節目として、一度大腸カメラを受けることをおすすめします。

大腸カメラは毎年受ける必要がある?


「昨年大腸カメラを受けました。今年も受けた方がいいのでしょうか?」
このようなご質問をいただくこともしばしばあります。
結論からお伝えすると、前回の大腸カメラで大腸全体を十分に観察でき、ポリープや大腸がんなどの異常が認められなかった場合は、毎年受ける必要はありません。
一方で、前回の検査でポリープを切除した場合や、観察が十分にできなかった場合などは、通常より短い間隔での再検査が推奨されます。
つまり、大腸カメラの適切な受診間隔は、前回の検査結果によって異なるということです。

毎年、または1〜2年以内の再検査が推奨されるケース

① 前回の検査でポリープを切除した場合

切除したポリープの種類・大きさ・個数・病理検査の結果によって、次回の検査時期は異なります。
特に、腺腫が複数見つかった場合や大きなポリープを切除した場合には、1年程度での経過観察が推奨されることがあります。
一方、小さなポリープが1〜2個のみであれば、さらに長い間隔で経過観察できる場合もあります。

② 前回の検査で経過観察となるポリープがあった場合

非常に小さく、切除の必要がないと判断されたポリープについては、将来的な変化がないか確認するために1〜2年程度で再検査を行うことがあります。

③ 前処置が不十分で十分な観察ができなかった場合

腸内に便が残っていた場合などは、大腸粘膜全体を十分に観察できず、小さな病変を見逃す可能性があります。そのため、必要に応じて早めの再検査をおすすめすることがあります。

④ 新たな症状が現れた場合

前回の検査で異常がなかったとしても、血便、腹痛、下痢や便秘が続く、便が細くなった、原因不明の貧血などの症状が現れた場合は、前回の検査時期に関係なく、早めに受診してください。

安心して大腸カメラを受けていただくために

「大腸カメラは痛そう」「下剤を飲むのがつらそう」といった理由から、検査をためらってしまう方も少なくありません。
当院では、患者様にできるだけ負担なく検査を受けていただけるよう、さまざまな工夫を行っています。

当院の大腸カメラ検査の特徴

「前回の検査から何年空ければよいのかわからない」「便潜血検査で陽性になった」「症状があるので検査を受けるべきか相談したい」といった方は、お気軽に当院へご相談ください。

当院の特徴

・専門医による検査

日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会の専門医が丁寧な大腸カメラを行います。

・土曜日、日曜日の大腸カメラに対応

平日はお仕事や家事でお忙しい方でも、週末を利用して無理なく検査を受けていただける体制を整えています。

・検査当日の「日帰りポリープ切除」が可能

大腸がんの原因となるポリープが見つかった場合は、検査時にその場で切除し、将来のがんを予防します。

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