当院で対応可能な健診異常
以下のような指摘を受けた方は、消化器内科・内科での精密検査が必要です。
- 便潜血検査で「陽性(+)」が出た
- バリウム検査(胃透視)で異常を指摘された
- 腹部エコー(腹部超音波検査)で肝臓や胆のう、膵臓の異常を指摘された
- 血液検査の数値異常
・肝機能(AST、ALT、γ-GTPなど)
・脂質異常(コレステロール、中性脂肪)
・血糖値(空腹時血糖、HbA1c)
・貧血(ヘモグロビン値など) - ピロリ菌検査で陽性だった
検診異常・便潜血陽性

健康診断や人間ドックで「異常あり」「要精密検査(D判定・E判定など)」という結果を受け取ると、誰しもが不安を感じるものです。
しかし、「異常の指摘=すぐに重大な病気」というわけではありません。一時的な体調変化や、前日の食事などが数値に影響することもあります。
一方で、健診は自覚症状がない段階で病気の芽を見つける唯一の機会でもあります。
大切なのは、結果を放置せず、「何が原因で数値が引っかかったのか」を医学的に確認し、白黒はっきりさせることです。
当院では、健診結果に基づいた再検査・精密検査を積極的に行っています。
以下のような指摘を受けた方は、消化器内科・内科での精密検査が必要です。
便に目に見えないほどの微量な血液が混じっていないかを調べる検査です。消化管(食道・胃・腸)にポリープやがん、炎症があると、便が通過する際に擦れて出血することがあります。このわずかなサインをキャッチするのが便潜血検査の目的です。
陽性と判定された患者様の中で最も多い誤解が、「私は痔持ちだから、きっと痔の血が混じっただけだ」という自己判断です。確かに痔による出血で陽性になることもあります。しかし、「痔がある人に、大腸がんができない」という保証はどこにもありません。「痔だと思って放置していたら、実は進行した大腸がんが隠れていた」というのは、決して珍しいケースではないのです。陽性が出た場合は、痔の有無にかかわらず、必ず大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を受ける必要があります。
便潜血検査は通常2日分(2回)提出しますが、「1回目は陰性(-)だったけれど、2回目だけ陽性(+)だった」というケースがよくあります。この場合、「2回のうち1回はセーフだったから、確率は半分だ」と考えるのは間違いです。ポリープやがんからの出血は、毎回必ず起こるわけではありません。たまたま出血していなかった日は陰性になります。つまり、「1回でも陽性が出た時点で、出血源となる病変がある可能性が高い」と考えるのが医学的な常識です。回数に関係なく、精密検査を受けてください。
統計的には、便潜血陽性の方のうち、
「たった3%」と思われるかもしれませんが、これは「陽性の方の30人に1人はがんが見つかる」という非常に高い確率です。
一方で、早期の段階で発見できれば、内視鏡による切除だけで完治できるケースがほとんどです。
逆に、「便潜血が陰性だったから、大腸がんは絶対にない」と言い切れるでしょうか?実は、便潜血検査は完璧な検査ではありません。早期大腸がんの約50%、進行がんでも約20〜30%は、出血を伴わないなどの理由で「陰性」になってしまうことが分かっています。
そのため、以下のような方は、便潜血の結果にかかわらず、一度は大腸カメラを受けることをお勧めします。
当院では、健診で異常を指摘された方のための精密検査(内視鏡検査)に力を入れています。
「カメラは苦しいから嫌だ」と受診をためらっている間にも、病気が進行してしまう可能性があります。当院では、鎮静剤の使用や、最新の細径スコープの導入などにより、「苦痛の少ない、楽な検査」を行っております。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)
バリウム検査で異常を指摘された方や、貧血がある方に行います。食道・胃・十二指腸を直接観察し、胃がんや胃潰瘍、ピロリ菌感染などを診断します。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)
便潜血陽性の方に行います。大腸全体を観察し、出血の原因(ポリープ、がん、炎症など)を特定します。ポリープがあればその場で切除することも可能です(日帰り手術)。
健診異常や便潜血陽性は、体からの大切なサインです。
「症状がないから」「忙しいから」と後回しにせず、原因を確認することで、安心につながります。
また、便潜血検査が陰性であっても、腹痛や便通異常、体重減少などの症状がある場合には、大腸がんをはじめとする消化器疾患が隠れている可能性があります。
当院では、健診結果のご相談から精密検査まで、患者様の不安に寄り添いながら、丁寧な診療を心がけています。気になる結果や症状がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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