AI×内視鏡専門医|池田市の内科・消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科|くすもと内科・内視鏡クリニック

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AI×内視鏡専門医

AI×内視鏡専門医|池田市の内科・消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科|くすもと内科・内視鏡クリニック

2026年6月11日

昨今、AI(人工知能)の技術は目覚ましい発展を遂げており、私たちの日常生活だけでなく、ビジネスや教育などさまざまな分野で活用が進んでいます。
実は、医療の世界も例外ではありません。診断の精度をさらに高め、患者さんにより安全で質の高い医療を提供するために、最新のAI技術が次々と取り入れられています。
当院でも、患者さんの安心と確かな診断のために、レントゲンおよび内視鏡の診断支援AIシステムを導入しております。
「大腸カメラは痛そう、怖い」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実はそれと同じくらい皆様が気にされるのが、「本当にポリープやがんを見つけてもらえるのだろうか?」という検査の精度(見落としがないか)への不安です。

当院では、内視鏡専門医としてのこれまでの経験に加え、富士フイルム社製の「内視鏡診断支援AIシステム(CAD EYE)」を導入しています。今回は、この「AI×内視鏡専門医」のダブルチェック体制が、皆様の大腸カメラ検査にどのようなメリットをもたらすのか、分かりやすく解説します。

Q1. 内視鏡の「AI診断支援システム」とは何ですか?

A1. 検査中、専門医の横でリアルタイムに病変をチェックしてくれる「もう一人の優秀な目」です。

内視鏡AIとは、膨大な医療データを学習(ディープラーニング)したコンピューターが、検査中の映像をリアルタイムに解析するシステムです。
医師が内視鏡を操作して大腸を観察する傍らで、AIも同時に画面を監視し、見逃しやすい小さな病変などを察知すると、色や音で瞬時にサインを出して医師に知らせます
もちろん、AIが独断で診断を下すわけではありません。
医師の豊富な経験と観察眼に、AIの客観的で疲れを知らない「目」を掛け合わせることで、精度の高い「ダブルチェック体制」を実現します。AIは大腸がんの原因となり得るポリープの見落としを防ぎ、検査の確実性を高めるための、医師の心強いパートナーです。


Q2. 富士フイルム社のAIには、どのような特徴がありますか?

A2. ポリープを「見つける(検出)」だけでなく、それがどんな病変か「見極める(鑑別)」という2つのステップで医師をサポートします。


当院が導入している富士フイルム社の内視鏡診断支援AIシステム(CAD EYE)には、主に2つの優れた機能が備わっています。
1.発見のサポート(検出機能)
大腸ポリープの可能性がある領域をAIが自動で検出し、その結果を内視鏡画像に重ねてリアルタイムにモニターに表示します。

2.性質の推定サポート(鑑別機能)
見つかったポリープが「将来がん化する可能性のある腫瘍性ポリープ」なのか、それとも「経過観察でよく、治療の必要がない非腫瘍性ポリープ」なのかをAIが瞬時に推定し、結果をモニターに表示します。

FUJIFILM https://brand.fujifilm.com/sekai-hitotsuzutsu/contents/endoscopyai/

Q3. AIを導入することで、検査時間や費用はどう変わりますか?

A3. 検査時間はほぼ変わりません。また、国に認められた「公的医療保険の対象」となる安心の検査です。

AIがシステムとして介入するからといって、検査時間が長くなることはありません。むしろ、AIが医師の観察すべきポイントをリアルタイムで効率よくナビゲートしてくれるため、より集中度の高い、スムーズで無駄のない大腸カメラ検査につながることが期待されています。もちろん、AIはあくまで医師の診断をサポートするツール(支援システム)であり、最終的な診断や処置の判断は、これまで通り内視鏡医が責任を持って行います。

また、患者さんからよく「最新のAI技術を使うと、費用は全額自己負担(自由診療)になりますか?」というご質問をいただきますが、その心配はありません。
このAI技術を用いた内視鏡検査は、臨床的な有用性(ポリープの見落としを減らし、発見率を向上させる効果)が国からも評価されており、公的医療保険の対象として認められています。そのため、一般的な大腸カメラ検査と同様に、安心して保険診療内で受けていただくことが可能です。

Q4. AIが反応した病変は、すべて「がん」なのでしょうか?

A4. いいえ、決してそうではありません。AIがサインを出したからといって、すぐに「がん」を意味するわけではないのでご安心ください。

内視鏡AIの最大の役割は、とにかく「見落としをゼロに近づけること」です。そのため、少しでも異常の可能性がある粘膜の変化を察知すると、良性のものも含めて幅広く反応するように設計されています。
つまり、AIは「怪しい部位を教えてくれる超高性能なセンサー」のようなものです。

AIが出したサインを受け、それが「本当に治療が必要なポリープなのか」「がん化の恐れがない、様子を見てよいものなのか」を最終的に正しく診断するのは、あくまで私たち内視鏡医の役割です。

当院では、最新のテクノロジーを過信しすぎることも、遠ざけることもありません。培ってきた確かな医学的知見と、先進のAI技術を融合させることで、より安全で精度の高い検査をご提供しています。

Q5. このAI内視鏡検査は、どのような人におすすめですか?

A5. 「せっかく大腸カメラを受けるなら、より安心で精度の高い検査を受けたい」というすべての方におすすめです。

大腸がんは、早期に発見してポリープの段階で切除すれば、高確率で予防できる病気です。特に以下のような項目に当てはまる方は検査をご検討ください。

40歳を過ぎて、初めて大腸カメラを受けようと考えている方
 大腸がんのリスクは40代から上昇し始めます。
 最初の検査だからこそ、見落としのない精密な検査が大切です。
・過去の検査で「大腸ポリープがある」と指摘されたことがある方
 ポリープができやすい体質の方もいらっしゃいます。
 前回の検査以降、新しくできた小さな病変もAIが見逃さずキャッチします。
ご家族(血縁関係のある方)に大腸がんを患った方がいらっしゃる方
 大腸がんは遺伝的な要因も関係することがあります。
 ご家族に経験者がいる場合は、より精度の高いスクリーニング検査が推奨されます。
「以前の検査で見落としがなかったか心配…」という不安がある方
 人の目(医師の目)だけではどうしても限界や死角が生まれることがあります。
 AIとのダブルチェックで、その不安を安心に変えましょう。

まとめ

大切なのは、早期発見と早期治療です。

大腸がんは、早期に発見してポリープのうちに適切に切除すれば、非常に高い確率で予防・治癒ができる病気です。

だからこそ当院では、「一度の検査で、いかに小さながんの芽(初期のポリープ)も見逃さないか」に全力を注いでいます。そのために、内視鏡専門医としての長年の経験に甘んじることなく、最新の診断支援AIという先進テクノロジーを導入し、常に最善の医療を提供できる環境を整えています。

「大腸カメラは怖い」と先延ばしにしている間にも、病気は静かに進行してしまうかもしれません。
お腹の調子で気になることがある方、40代を迎えてそろそろ検査の時期かなと感じている方は、どうぞ安心してお気軽に当院へご相談ください。

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